カーボンニュートラルニュース vol.47

(2025.08.22)


福島県郡山市の旅行会社が
水素関連施設めぐる「水素ツーリズム」
水素キッチンカーで調理した
料理や水素発電で沸かした温泉を堪能


コロンブス2508
水素燃料電池が電源の水素キッチンカーで調理するシェフら
 福島県郡山市の旅行会社「孫の手トラベル」が、水素エネルギーを活用した福島県内の施設などを巡る「水素ツーリズム」をはじめた。6月には「なみえ水素タウン構想」を掲げる同県浪江町で1泊2日のツアーを実施した。

 水素事業に関心のある県内外の企業関係者や自治体関係者ら約25人が参加。夜の交流会では古民家に水素キッチンカーが登場し、参加者たちにIHで調理した鯛のブイヤベースなど、地元請戸漁港で水揚げされた魚の料理をふるまった。水素キッチンカーはNEDO(産業技術総合開発機構)の助成を受け、トヨタ自動車と孫の手トラベルの親会社「郡山観光交通」が共同で開発。

 水素燃料電池で約300㌔㍍を走行でき、IHヒーターなどオール電化のキッチン設備を備えている。参加者たちはこのほか、5年前にできた水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」を見学したり、水素発電でお湯をわかした温浴施設で入浴したりした。孫の手トラベルの担当者は「水素事業に関心のある企業向けの研修としてもツーリズムを売り込んでいきたい」と話している。

問い合わせは孫の手トラベル(024・945・1313)。