カーボンニュートラルニュース vol.63

(2025.12.13)


国内初の
燃料電池大型トラック量産モデル
「日野プロフィア Z FCV」
荷台スペース確保のために
水素タンクの設置場所など工夫


 

 日野自動車㈱は国内初となる燃料電池大型トラックの量産モデル「日野プロフィア Z FCV」を開発。


コロンブス2511
「日野プロフィア Z FCV」。10月に新発売された

 環境性のみならず実用性を兼ね備えているのが魅力。幹線輸送に使われる大型トラックには十分な走行距離と積載量、さらに短時間での燃料供給が求められるが「日野プロフィア Z FCV」は水素充填時間15分から30分、幹線輸送に実用的な走行距離650㌔㍍を保持しているほか、「荷台スペースと積載量を確保するために、水素タンクやリチウムイオンバッテリーの位置を荷台床下と、キャビンと荷台の間の2か所に分けて設置しているところが大きな特徴」(日野自動車㈱渉外広報部)となっている。

 また、スムーズな加速性能や停車時にアイドリング振動がないといった電動車(燃料電池車、電気自動車)特有の性能もあり、この販売に向けて2023年からパートナー企業とともに実施してきた40万㌔㍍を超える走行実証では「動力性能や静粛性の点でもポジティブな意見をもらった」(同上)とのこと。

 当面は「燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域」(※)を中心に100台程度をリース販売する予定。


※東北(福島県)、関東(東京都及び神奈川県)、中部(愛知県)、近畿(兵庫県)、九州(福岡県)。官民一体となり、先行的に燃料電池商用車の需要創出の喚起をはかっていく地域。