カーボンニュートラルニュース vol.65
(2025.12.24)
水素と電力の双方での走行が
可能なホンダの燃料電池自動車
「CR-V e:FCEV」
選択したモードに応じて、
燃料電池システムと
バッテリー両方の電力を制御
本田技研工業㈱は燃料電池自動車の本格普及を見据え、外部から充電可能なプラグイン機能を持つ燃料電池自動車「CR-V e:FCEV」のリース販売を2024年7月より開始、欧州や中国で販売している「CR-V」のプラグイン機能を流用したモデルで、2025年9月末時点で国内ですでに65台が走行している。
エネルギー源は電力と水素、どちらでも可で、「CR-V e:FCEV」の場合だと、プラグインバッテリーの電力ならば充電時間約2.5時間で航続可能距離は61㌔㍍、これに対して水素ならば充填時間約3分で航続可能距離は約10倍の621㌔㍍になる。また、プラグイン充電には自宅に置いた充電器でも充電できるといった長所がある。こうしたなかで、「『CR-V e:FCEV』は目的に合わせて最適なエネルギーの使い方ができるのが特徴」(ホンダ広報部)となっている。
具体的には「CR-V e:FCEV」には4つのモードが設定されている。まず「AUTO」モードでは、バッテリー残量や継続走行距離などからシステムが自動判断してバッテリー走行またはFC走行に切り替えてくれる。運転者による手動モードは3つで、バッテリー電力のみで走行する「EV」モード、燃料電池システムを使用しバッテリー残量をキープする「SAVE」モード、燃料電池システムからバッテリーに充電する「CHARGE」モードが備わっている。
なお、開発に関しては、「ベースとなる車両のモーターやバッテリーを取り付けるサブフレームを変更せずに、燃料電池システムと水素タンクを搭載したことやプラグインバッテリーと燃料電池、ふたつの電力の統合制御などには多くのチャレンジがあった」(前出)とのこと。そして、広い運転空間や静粛性など、乗り心地の良さも追求されているのが特徴とのこと。