カーボンニュートラルニュース vol.78

(2026.04.09)


本土と瀬戸内海離島間の
水素ドローンによる定期配送目指して
㈱ロボティクスが広島の物流倉庫に
水素ドローンポート実装へ


 ㈱ロボティクスは、東急不動産㈱が広島市中区で着工する環境先進型物流倉庫「LOGI’Q広島」に水素ドローンポートを実装する。本土と瀬戸内海に位置する大崎上島町間を水素ドローンで結び、船便に依存している離島の物流を改善し、運搬コストの削減をはかるのが目的。倉庫が完成する2028年から運用をはじめる。

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「LOGI’Q広島」と大崎上島町間を行き来するロボティクス社のドローン(イメージ図)

 大崎上島町までの主要ルート以外にも、「水素ドローンは長時間・長距離飛行できることが特徴」(㈱ロボティクス広報)というように、半径35㌔㍍範囲内の周辺離島もカバーする計画。リチウムイオン電池などバッテリー式ドローンだとバッテリー重量が負荷となり連続飛行時間も30分ほどに限定されるのに対して、水素ドローンは、たとえば㈱ロボティクスの『aigis one』であれば、「燃料電池重量が約2㌔㌘、水素タンクが約1㌔㌘という軽量で連続飛行時間は約80分になる」(同上)とのことで、その長所を活かす。

 なお、水素ドローンで使用する水素は「LOGI’Q広島」内で再エネ100㌫電力を用いて製造したグリーン水素となる。「LOGI’Q広島」は環境先進型物流倉庫として屋上の太陽光発電設備と蓄電池を備えて自家消費電力をまかなうことになっており、その電力はさらにEVトラック充電スポット『GO Charge』に供給されるとともに、グリーン水素製造に使用される。倉庫内のフォークリフトも水素フォークリフトが導入される予定だ。

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水素ドローンが飛行可能な想定エリア