カーボンニュートラルニュース vol.79

(2026.04.13)


伏木富山港で国内初となる
水素のモーダルコンビネーション輸送実証
関西-富山間を海上と貨車で輸送


 富山県は(一社)富山水素エネルギー促進協議会(事務局:北酸㈱)に委託して、2026年度下期に、伏木富山港を活用した水素のモーダルコンビネーション(複数の輸送手段の最適な組み合わせ)輸送実証を行う。

コロンブス2604
水素モーダルコンビネーション輸送実証のイメージ図

 まず神戸港から、圧縮水素を充填した水素カードル(1、2カードル程度を予定)をコンテナ内船舶で伏木富山港まで運ぶ。水素ステーションなどで水素を利用した後に、今度は空になった水素カードルをコンテナに格納し、県内の貨物駅から鉄道輸送で関西まで戻すというもので、海上と貨車を組み合わせたコンテナによる水素のモーダルコンビネーション輸送は国内初の試みとなる。

 港湾や貨物駅での輸送や貯蔵など、そうしたさまざまな条件下での「実証を通じて基幹輸送に必要な法的要件整理や課題抽出を行うことが目的」(北酸㈱環境エネルギー部)という。

 富山県は石川、福井県とも連携して地域産業の脱炭素化に向けて水素の利活用を掲げ、地域外からの水素調達を計画しているが、「将来の需要を見込んで、まずは受け入れ体制を整えていきたい」(県商工労働部エネルギー政策課)としている。