カーボンニュートラルニュース vol.92
(2026.08.06)
ヤマハ発動機と中部電力ミライズが
脱炭素でパートナーシップ協定
水素製造の電力コスト最適化をはかる
エネルギーマネジメントも
ヤマハ発動機㈱と中部電力ミライズ㈱はこのほど、「カーボンニュートラルに向けたパートナーシップ協定」を締結した。この締結により、ヤマハ発動機が目指す2035年までのグループ会社を含む各製造拠点のカーボンニュートラルを達成すると意気込む。
主な取り組みとしてはまず、ヤマハ発動機がすすめている、水素ガスを活用したアルミ合金の溶解や鋳造部品の熱処理技術の開発・検証において、水素製造コストに関するエネルギーマネジメントを共同実証する。水素製造において電気料金は大きなウエイトを占めるが、太陽光など再エネ発電量や工場での水素需要などのさまざまな要因を最適化することで電力コストは変わってくる。「たとえば、再エネによる発電量の多い時間帯の電力を有効活用すると経済性が高まる。蓄電や水素貯蔵設備の部分を含めて統合的に制御して経済性と環境性の両立をはかれるエネルギーマネジメントに取り組みたい」(中部電力ミライズ広報担当)としている。その他、遠州地域(静岡県西部)の企業が連携し、太陽光発電の導入拡大と余剰電力の相互融通によって再生可能エネルギーを最大限活用する「遠州脱炭素プロジェクト」を通して、ヤマハ発動機が再生可能エネルギーの比率を向上させる取り組みなどでも両者は協力していく。